生活コストの見直し
生活コストを見直して、浮いた分のお金を投資にまわすことで、より早く経済的に自由になれる。
今まで家計簿をつけたことのない人は、ここから手を付けるといいだろう。
まずは、金額の大きい固定費から見直してみよう。
①家賃
毎月、何万円もかかるので、真っ先に見直したいのが家賃だ。
すでに持ち家を買った人には関係ない話だが、人口減少の続く日本では、都内の物件を除いて不動産の価値は下がっていく一方なので、マイホームを建てることはオススメしない。例外としては、中古の賃貸物件を購入してリフォームして貸し出す場合など、ローンの利払いやリフォーム費用を考慮しても利益が見込める場合だ。
賃貸に住んでいるなら、今住んでいる物件よりも、もっと安い家賃の物件を探してみよう。
基本的に物件が古くなるにつれ、家賃も安くなるので、数年に一度は引っ越ししたほうが、毎月の支払いコストは抑えられることが多い。今住んでいる物件も、きっとあなたが契約した時よりも、今新規で入居する際の家賃のほうが安いので、大家に家賃交渉してみると、わざわざ引越ししなくても、案外すんなりと値引きが通るかもしれない。
②クルマ
もし、いま自動車の購入を考えているなら、考え直したほうがいいだろう。
それは、新車であれば、購入した途端に2~3割も価値が下がってしまうモノだからだ。
公共交通機関がほぼ頼りにならない地方に住んでいる場合は、日常の足として自動車が必要かもしれないが、その場合も中古で済ませられないか、燃費の良い小型車に乗り換えできないか検討しよう。高価なのに、買った途端に価値の下がるものを買っていては、経済的独立というゴールからは遠ざかってしまう。
③食費
ここでは、友人との飲み会やカフェ代、外食費なども含んで、食費としている。
比較的年収の高い家庭でも、毎月の出費に占める割合が大きくて、なかなかお金がたまらないことが多い。
とはいえ、安いジャンクフードや、レトルト、インスタント食品ばかりを食べて、健康を損ねてしまっては、稼ぐための思考力、集中力、スタミナもそがれてしまう。
できるだけ、食事は自炊して、低価格でもバランスの良い食事をしよう。
あなたが経済的自由を手に入れようとするなら、毎週末飲み歩いたり、ラグジュアリーなレストランで食事をする友人や同僚とは距離を置くことも必要だろう。目的地の異なる友人と、同じバスに乗ることはできない。
④最新ガジェット
最近は、スマホ、タブレット、パソコン、スマートウォッチなど、多くの電子機器が毎年のように発売されている。
新製品は、電池の持ちがよくなったり、カメラの画質が向上したりすることで、より便利に感じるかもしれない。
しかし、それは自分にとって本当に必要な機能なのか、一世代前のものでは問題あるのか、と冷静になって考えてみてほしい。
電子機器のメーカーは、毎月給料を払わなければいけない技術者を多く抱えているため、できるだけ多くの新商品を開発して、多くの人に販売しなければならない。
新商品が、あなたに必要なものかどうかは関係なく、買ってもらうことが重要なのだ。